1年以上にわたる交渉期間を経て、手に入れた永住の地
もともとは賃貸アパートにお住まいだったところ、お子様が小学生になる時期を見据え永住する住宅をお求めだったというY様ご夫妻。そんなタイミングでご主人のご両親から、「自宅の隣の農地を使ってもらっていい」との申し出があり、ご実家の隣に新居を建てられることに。ところが、農地を宅地化するためには役所の許可が必要となり、思いもよらないネックに。そこで当社にご相談をいただき、1年以上にわたる当社の営業担当と役所との交渉を経て、ようやく家づくりを進めることができました。この交渉期間中に当社とご夫妻でデザインなどの打ち合わせを繰り返し、ご希望を反映させた結果、スタイリッシュで生活のしやすい住まいができあがりました。
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チャコール色の落ち着いた外観。大きなヤシの木がアクセントに。
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ご新居前で記念撮影。左よりY様ご家族、営業担当:鈴木、設計担当:太田
1階の大空間は、高品質なインテリアをふんだんに用いた設計
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インテリアのこだわりを詰め込んだ、広々としたリビング。床や壁には雰囲気のある木材を用いて落ち着いた雰囲気です。ご主人がとくにお気に入りという壁面のヘリンボーンには、壁紙ではなく実際に木材を組んでいるため立体感が違います。
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リビングとつながる小上がりの畳コーナーは、お子様が玩具で遊ぶスペースとしてご利用。収納もあるため、急な来客があっても、すぐに片付けることができます。また、小上がりにある柱は、本来は 1 本で足りるところ、キッチンの目隠しのためあえて 3 本設置しました。
キッチンには調理グッズなどがピッタリと収納できるように設計したパントリーを設置。パントリーにも扉をつけたことで、必要なとき以外は中を隠しておくことができます。
キッチンに取り付けた木製のカウンターは、お子様が宿題などをする場面を想定して取り入れたものです。
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階段下のスペースはパソコン置き場として有効活用。来客時にも目立たず、生活感を感じさせません。
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来客用にもなる1階トイレはリビングやキッチンとあわせた濃紺のカラーがアクセントに。
家の外と中をつなぐスペースにも、機能性とデザインを両立
玄関は来客用とご家族用で分けて使用できるように設計され、来客が最初に目にする壁面には立体的な石の質感を生かした素材を採用。一方、ご家族が使われるシューズラックにはカラフルな壁紙を用いて楽しさを演出しています。また玄関からすぐの場所に洗面台を置いたことで、入室前の手洗いなどがスムーズです。
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外とつながる土間には、ご主人が趣味とされているアウトドアのグッズが多く収納されています。水や汚れなどから自宅の中に入れることに抵抗感のあるグッズも、土間であれば気になりません。入り口は、釣竿を無理なく出し入れできる高さに設計されており、あえてシャッターではなく玄関扉を用いているため、まるでお店のような個性的な雰囲気です。
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玄関へ続くステップには大きなサイズの石材を配置。夜になるとライトがつくため、昼間とは違った印象になります。なお、ライトはセンサーで自動的に作動するため、消灯の手間がなく、省エネ効果も期待できます。
プライベート空間となる2階は、遊び心溢れる内装で演出
部屋をつなぐ廊下の壁や、ご家族用のトイレには人気ゲームのポップな世界観を再現。楽しい雰囲気が伝わるとともに、鮮やかな水色がリラックスを感じさせます。
ウォークインクローゼットを浴室とバルコニーの間に置いたことで、洗濯物を干し、片付けるまでの動線がスムーズに。こちらの壁面には虹色の壁紙を用い、他のお部屋とはまた一味違う雰囲気となっています。
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おふたりのお子様の成長を見据え、それぞれ約 6 畳のお部屋を確保。今後、それぞれのお子様のお好みに合わせて部屋に個性が生まれるのが楽しみです。
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デザインに勾配天井を取り入れたいとのご希望から、寝室に採用。暖色を生かしたインテリアは、安心を感じさせます。また、ベッドでスマートフォンを使用することを想定してコンセットの位置を決定。ベッドの上でも、ゆっくりと快適に過ごせそうです。
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1F 平面図
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2F 平面図